【パンカプ~オムニアの防人】プレイ感想

PS4のDL専用タイトル「パンカプ~オムニアの防人」をプレイしたので、紹介と感想です。

この作品はオムニアという世界の守護者である「パンカプ」を操作して世界の危機を救うのが目的のステージクリア型2Dアクションゲームとなっています。

使用する基本アクションは通常攻撃、特殊攻撃、ジャンプ、防御のみというシンプルな内容になっています。

ゲームシステムについて

このゲームはオーソドックスなステージクリア型の2Dアクションとなっていて、基本アクションの数は少なくわかりやすいものとなっています。

キャラのレベルアップ要素はありませんが、ライフや攻撃力・特殊なアクションなどはゲーム中に特定のアイテムを入手することで増やすことができます。

通常攻撃は3回まで追加入力できるもの1種類のみとなっていて、スティックとの組み合わせなどで技が変化するということはありません。

ゲームを進めることで通常攻撃の他の攻撃手段として、ジャンプ中の急降下攻撃や遠距離攻撃などを覚えることができ、いくつかの攻撃は「アニマポイント」というゲージを消費して行うことになります。

他に戦闘で使用する行動として「防御」があり、ゲーム中のほとんどの攻撃を防ぐことができるようになっています。
掴み攻撃のようなものも防ぐことができ、先に進むために使用が必須の場面もあります。

攻撃手段が少なく、敵の種類もあまり多くないため、敵との戦闘は単調に感じられるかもしれません。

また、シンプルなゲーム内容なので、ステージ攻略中はジャンプアクションを行う場面が多くなります。
地上・空中どちらでダメージを受けた場合もキャラが吹き飛ぶことはなく少しの間動きを止めるだけなので、ダメージを受けて落下してミスということはおきませんが、ジャンプ中に攻撃を出すとキャラが少し浮くような独特の操作性となっていてジャンプ攻撃が使いづらく、敵の配置もいやらしい箇所があるためジャンプアクションが苦手な場合はプレイしづらく感じる内容かもしれません。

ストックできる回復アイテムなどはなく、ゲームを進めるにつれて敵やトラップから受けるダメージが大きくなっていきますが、ステージ中にはライフ全回復とチェックポイントをかねている場所がこまめに用意されているので、苦手な箇所があっても繰り返し挑戦することができるようになっています。

ゲームを進めて「エイジス」というアイテムを入手すると、防御力が低下する代わりに二段ジャンプが可能なものなど、専用の攻撃と能力を持ったものに姿を切り替えることができるようになります。

ゲーム後半ではそれぞれのエイジスの攻撃と能力をうまく使い分けないと進めないステージやボスが登場するので、後半の難易度は高めだと思います。

収集物について

各ステージには10体前後の「ムージン」と呼ばれる収集物が存在し、集めていくことでライフの最大値を増やすことができます。

ムージンはステージ中に姿がはっきり見えているものの他にも木や雲の陰などにいることがありますが、ムージン入手時やマップ画面でステージごとの総数と入手した数が表示されるので探しやすいようになっています。

このゲームではチェックポイントを通過する前にミスしてしまうとムージンを入手し直す必要があり、ステージクリア前に他のマップに移動しても入手したものが記録されないため、一度クリアしたステージのムージンを入手する場合もステージを最後までプレイする必要があります。
入手時にオートセーブがされるものが多い他のゲームの収集物と比べて若干面倒に感じるかもしれません。

まとめ

このゲームでは行える基本アクションが少なくシンプルな操作となっているため敵との戦闘はやや単調なものになっていて、操作性や敵の配置の関係で一部の場面はプレイしづらく感じる可能性があります。

ステージにはライフが全回復するチェックポイントがこまめに用意されていますが、ゲーム後半は受けるダメージが大きく、エイジスの能力を使い分ける必要があるステージやボス戦でややシビアなアクションが要求されるため、アクションゲームに慣れていないとゲームクリアの難易度は高めだと思います。