【Katana ZERO】プレイ感想

Nintendo Switchのダウンロード専用ソフト「Katana ZERO」をプレイしたので、紹介と感想です。

この作品は操作自体には複雑な要素がない2Dアクションゲームですが、操作キャラとザコ敵ともにライフが存在せず、お互い攻撃が当たると一撃で倒れるという特徴があるので、何度もトライ&エラーを繰り返して進めていくような内容になっています。

やられてしまった場合でもすぐにマップの開始位置からリスタートができるので繰り返し挑戦しやすいようになっていて、時間の流れを遅くすることができるシステム「スローモーション」を使用して敵との戦闘を有利に進めることができますが、操作キャラが一撃でやられてしまうのでクリアまでの難易度は高めです。

ゲームシステム

ゲーム中に使用できるアクションには、攻撃に関するものは刀による斬撃と拾ったアイテムを投げる、移動に関するものはジャンプと回避・通常移動とは異なる歩き、特殊なシステムとして「スローモーション」があり、どのアクションも1つのボタンに割り当てられているので、複雑なボタン操作をせずに遊ぶことができます。

操作キャラと敵(ボスを除く)にはライフの概念がないので、攻撃を当てれば敵を一撃で倒すことができますが、操作キャラも敵の攻撃が当たると即座にミスになります。

どのような攻撃を受けても一撃でやられてしまうのでミスになりやすい内容ですが、主人公には予知能力を持っているという設定があるので、ミスをしても「その予知の内容ではうまくいかない」ということになり、マップの最初からすぐにリスタートができるようになっています。

そのため、うまくいかなかった場面があったとしても、すぐに他の方法を試してみるなどといったことができるので、トライ&エラーを繰り返して難所をこえるようなゲームが好きなら楽しめるような内容に感じました。

ゲームをプレイしていて敵を全滅させるのが難しいマップがある場合は、拾ったアイテムを敵に向かって投げて安全に倒すことや、スローモーションを積極的に使用すると戦闘を有利に運ぶことができるようになっています。

アイテムを投げる際は投げたい方向にスティックを入力することで上か下にも投げることができるので、うまく使えばマップによってはギミックの発動や物音で敵の注意を引くということが可能です。

スローモーション中は時間の流れがかなり遅くなり、敵の銃弾を余裕をもって跳ね返すことができるようになるので、銃で頻繁にやられてしまう場面で活用すれば攻略がしやすくなると思います。

また、ゲーム中の各マップでは基本的に全ての敵を倒すことで次に進めるようになっていますが、マップの中には敵に見つからないように注意しながら進むものもあります。

見つからずに進むか敵を倒すかをプレイヤーが選択できるレベルも存在しますが、敵に見つからずにクリアすることで、クリア後の要素で武器の入手に必要なキーのうちの1つを手に入れることができるようになっています。

敵の背後から近づいた場合でも、通常の走り移動では敵との距離が近くなると見つかってしまいますが、Xボタン押しっぱなしで歩き移動をすると見つからずに進むことができます。

その他にもバイクを操作する特殊な場面がありますが、ジャンプと回避ができない以外は通常時と同じ操作で進めることができるようになっています。

ゲーム中のボス戦

一部のレベル中にはボス戦が発生することがあり、ザコ敵と違って一定回数の攻撃を当てないと倒せないようになっています。

通常のマップと同じく戦闘開始時から何度でもリスタートできるので、やられながらパターンを覚えることができますが、攻撃を一発受けただけでミスになるという関係上、アクションゲームが苦手な場合はなかなか倒せないといったことが起きる可能性があると思います。

ゲームの難易度

ミスをしてもすぐに各マップの最初からリスタートできるようになっていますが、どのような攻撃を受けても一撃でやられてしまうので、2Dアクションゲームに慣れているというわけでなければ難易度が高めに感じるような内容だと思います。

特にゲーム後半のレベルでは各マップに銃を持った敵が多く登場するようになるので、同じ箇所を何度もやり直すことになる可能性がありますが、その分狙ったとおりの動きで敵を倒して突破できたときの達成感があります。

なかなか先に進めないマップがある場合は、スローモーション中の回避や銃弾の跳ね返しを狙うことや、拾ったアイテムを投げる場所やタイミングを色々試してみることでクリアしやすくなると思います。

また、後半に登場する広めのマップでは、上下の部屋に移動できる場所がいくつか存在する場合が多いので、うまくクリアできないときは部屋の回り方や敵を倒す順番を変えてみることで進めやすくなる可能性があります。

まとめ

使用できるアクションに複雑なものはないのでプレイしやすいですが、操作キャラが攻撃を受けると一撃死という内容なので、ゲーム全体の難易度は高めだと思います。

ミスをしてもすぐに各マップの最初からリスタートができるので、うまくいかなかった箇所があってもすぐに別の手を試すことができるようにはなっています。

後半に進むにつれて敵の数が多くなっていき、銃を持っている敵の割合も増えていくので、マップによっては試行錯誤を何度も繰り返さないと突破できない可能性がありますが、その分うまく先に進めたときの達成感がある内容だと思います。