【Bard’s Gold – Nintendo Switch Edition】プレイ感想

Nintendo Switchのダウンロード専用ソフト「Bard’s Gold – Nintendo Switch Edition」をプレイしたので、紹介と感想です。

この作品は4つのワールドのクリアを目指すことが目的の2Dアクションゲームですが、一部の難易度でプレイした場合を除いて操作キャラには体力が存在せず、攻撃を一発受けるとミスになってしまうので、登場する敵やトラップの種類を覚えるためにトライ&エラーを繰り返しながらゲームを進めていくような内容になっています。

ゲームオーバーになってしまっても、その時点で持っている「ジェム」というお金のようなものを消費してキャラを強化できるシステムがあるので、あまり先に進めなかった場合でも多少は次回以降のプレイを楽にすることができるようになっています。

ゲームシステム

全部で4つあるワールドをクリアすることが目的のアクションゲームになっていて、各ワールドは7つのステージで構成されています。

各ステージでは鍵を入手してゴールの扉に入ることで次のステージに進むことができるようになっています。

操作はYボタンで攻撃、Bボタンでジャンプ(二段ジャンプ可能)というシンプルなものですが、難易度「ノーマル」「レトロ」でプレイした場合は、画面に表示されている「ライフ」は残機を表していて、キャラには体力が存在しないので、どのような攻撃を受けた場合でも一発でミスになってしまいます。

各ステージでは天井や床にトゲが設置してある場合が多く、トゲの中には近づくと天井から落ちてくるものや床から飛び出すものなどトラップのようになっているものが存在するので、敵やその攻撃よりもトゲによるミスが多くなりがちです。

トゲを防いでくれる装備などをステージ中に拾うことやショップでの購入で入手することもできますが、マップによっては初見ではミスしやすい箇所があるので、ゲームに慣れるまではトライ&エラーを繰り返しながらプレイするような内容になっていると思います。

ワールド内の各ステージはプレイするたびにマップが変わることがありますが、地形は完全にランダムなわけではなくいくつかのパターンがあるので、繰り返し挑戦しているうちにミスしやすい箇所を覚えることができるようになっています。

また、ゲーム中にRスティックを上下に入力するとマップを少しスクロールさせることができるので、利用すれば初めてプレイするマップでも進む先に敵やトゲがあるかを確認することができます。

各ワールドの最後に登場するボス戦では、攻撃を当てて画面上部に表示されているボスの体力をなくせば倒すことができます。

攻撃を受けてミスになるとボス戦の最初からになり、ボスの体力は全回復している状態になるので、攻撃に当たることなくボスの体力を全てなくす必要があります。

ゲーム中のボスはこちらに弾を撃って攻撃してくるものが多く、中にはやや変則的な軌道の弾を撃つボスや大量の弾をばらまくように攻撃してくるボスがいるので、避けるのが苦手な攻撃を使用してくるボス戦では何度かやり直すことになるかもしれません。

ミスになりやすいゲーム内容ですが、ゲームオーバーになってもその時点で持っているジェムを使って入手済みの「スキルブック」の効果をレベルアップさせてキャラを強化することができるので、そこまでのプレイ内容が全くの無駄にはならないようになっています。

ゲーム開始時はライフ上限アップの効果があるスキルブックしか持っていませんが、ステージ中に特殊な条件を満たすと出現する紫色の宝箱か、各ワールドのボス撃破時に出現する宝箱から新たなものを入手すれば種類を増やすことができます。

攻撃範囲の強化などの使いやすいものはボス撃破時に入手できるので、ステージ中に隠れているものは入手できなくてもゲームのクリアにはあまり影響しないと思います。

ゲーム開始時はワールド1からプレイすることになりますが、ボスを倒して新しいワールドにたどり着くことができれば、ゲームオーバーになってしまっても次回のプレイからはそのワールドを開始地点として選択できるようになります(難易度ローグライクでプレイした場合を除きます)。

ショップでの買い物

いくつかのステージにはショップへの入り口があり、ショップではゲーム中に入手できるジェムを消費して武器の強化やゲームを有利に進める効果を持つ装備、ライフなどを購入することができます。

商品の効果は、重なってLスティック上か十字キー上を入力するとおおまかな内容が表示されるようになっています。

武器の強化以外では、ステージ中にジェムなどが隠れている場所が光るようになる「魔法の眼鏡」、ミスをしたときに装備がなくなるのを一度だけ防ぐ「シールド」、トゲなどのトラップを一度だけ無効化してくれる「球体バリア」を購入しておいたほうがゲームを進めやすくなると思います。

ショップの入り口にある看板を何度か攻撃すると文字が光るようになり、その状態でショップに入ると商品の値段が少し下がるので、利用すればジェムを節約できます。

ジェムはゲームオーバー時のスキルブックの強化にも使えますが、スキルブックだけでは大幅にキャラを強化することができず、ボスを倒せなければ次回のプレイでも同じワールドを1ステージ目からやり直すことになってしまうので、ショップがあるたびにジェムを惜しまずにライフや装備を購入したほうが各ワールドのクリアを目指しやすいように感じました。

難易度ごとの違い

タイトル画面ではゲームを開始するたびに「ノーマル」「レトロ」「ローグライク」の3種類から難易度を選択できるようになっています。

ノーマルかレトロでプレイしたときの選択できるワールドやスキルブックのレベルなどのゲーム進行状況は、他の難易度を選択しても消えずに残るようになっています。

「レトロ」を選択した場合は、ジェムを拾ったときの獲得量がノーマルよりも多くなりますが、その代わりに開始時のライフがノーマルよりも2つ少ない状態になるというデメリットがある内容になっています。

「ローグライク」を選択した場合は、その他の難易度でいくつかのワールドを選択できるようにしていても必ず1-1からのスタートになり、ゲームオーバーにならずにどこまで進めるかに挑戦するような内容になっています。
他の2つの難易度では残機の役割をしていた「ライフ」は、難易度ローグライクでプレイしているときのみキャラの残り体力の役割をするようになっているので、ライフの数値分の攻撃に耐えることができますが、なくなるとその時点でゲームオーバーになります。
また、ローグライクでは他の難易度でプレイしたときのスキルブックとそのレベルを引き継ぐことができませんが、ステージ中の通常の宝箱からスキルブックのような強化効果を直接入手できる場合があります。

レトロとローグライクの2つはノーマルに比べると難易度が高めな内容になっているので、普通にゲームクリアを目指す場合はノーマルを選択するのが無難だと思います。

まとめ

操作キャラが一発攻撃を受けただけでミスになってしまうのでゲームオーバーになりやすい内容ですが、ゲームオーバー時には入手したジェムでスキルブックの強化をすることができるので、プレイするたびに少しずつゲームを進めやすくすることができるようになっています。

何度か繰り返しプレイしながら敵やトラップの種類を覚えて、ステージ中にあるショップを積極的に利用しながら進めればゲームのクリアがしやすくなると思います。

アクションが苦手な場合は、敵とトゲの両方に気をつけなければいけないマップや、相手の撃ってくる弾をしっかりと避ける必要があるボス戦などが難しく感じるかもしれません。