【ワンダーボーイ リターンズ リミックス】プレイ感想

Nintendo Switchのダウンロード専用ソフト「ワンダーボーイ リターンズ リミックス」をプレイしたので、紹介と感想です。

今回のリターンズリミックスはアーケード版「ワンダーボーイ」のリメイク作品のような内容になっていますが、石斧による攻撃のチャージ版を使用できるシステムが追加されています。

ゲーム開始時に難易度を3種類のうちから選択できるようにもなっていて、そのうちの1つはボーイ以外の操作キャラ「ティナ」を使用できる練習用モードになっています。

また、通しでクリアする必要があったアーケード版と異なり、ハード以外の難易度ではステージ選択が可能になっています。

ゲームシステム

アーケード版「ワンダーボーイ」と同じく、石斧による攻撃やジャンプとダッシュを使い分けて各ステージのクリアを目指すアクションゲームになっています。

ステージの構成とボス戦の内容や、動きに慣性がつく独特の操作感覚はアーケード版を再現したようなものになっていますが、グラフィックがアニメーション風にリメイクされています。

各ステージでは敵や炎に当たる、画面左上にあるゲージがなくなる、落とし穴に落ちる、のどれかでミスになります。

ゲージは時間経過かステージ中に配置されている岩に触れることで減少するようになっていて、敵や炎に当たった場合はゲージの残量に関係なく一発でミスになるので、体力ではなく各ステージの制限時間に近いものになっています。

ステージを進んでいると出現する食べ物を取るとゲージを回復することができるので、こまめに取りながら各ステージを進めることになります。

ゲーム中には敵の配置や特定の敵が出現する目印、動く足場の移動の仕方などを把握していないとミスしやすい場所が多く、覚えゲー要素が強めな内容なので、一部のステージはクリアするのが大変に感じるかもしれません。

アーケード版に近い内容ですが、リターンズリミックスでは追加システムとして、攻撃ボタンを少しの間押しっぱなしにすることで巨大な石斧を投げられるチャージ攻撃が使用できるようになっています。

チャージ攻撃は通常の石斧と比べて、2回攻撃を当てる必要がある敵を一発で倒せる、複数の敵を貫通する、ステージ中に配置されている岩や転がってくる岩を破壊できる、という違いがあり、強力な性能になっています。

チャージは1秒もかからないぐらいの時間で完了するので、積極的に使用することで各ステージのクリアがかなりしやすくなると思います。

初期設定では言語が英語になっていますが、OPTION → 言語 から日本語に変更することができます。

各難易度ごとの違い

ゲーム開始時には難易度を「練習モード」「ノーマル」「ハード」の3つから選択することができ、各難易度ごとの違いは以下のようになっています。

練習モード(ティナ)

この難易度のみ操作キャラはボーイではなく「ティナ」となり、常に天使状態(無敵状態)になっているので、各ステージの内容を確認するのに適したモードになっています。

ティナはステージ開始時から乗り物に乗っていて、操作感覚はボーイのスケボーと似たものになっていますが、スケボーと違い左方向に入力すると後ろに下がることができるので、キャラの制御はある程度しやすいようになっています。

常に無敵状態なので使わなくてもクリアできますが、武器は投げると手元に戻ってくるブーメランが使用できます。

練習モードではステージ選択機能が用意されていて、ゲームオーバーになってしまってもたどり着いたステージの中から好きなものを選んで再びプレイできるので、通しでゲームをクリアしなくてもいいようになっています。

敵を気にせずプレイでき、各ステージごとの残機も11機あるので、敵の配置や足場の動きを覚えておかないとミスになりやすい場面があるステージを繰り返し練習するのにかなり役立つと思います。

ノーマル(ボーイ)

ボーイを操作して各ステージのクリアを目指す標準的な難易度になっていて、各ステージごとの残機は6機となっています。

練習モードと同じく、現在進んだステージまでなら好きなものを選択して繰り返しプレイすることができるので、さらに上の難易度ハードに備えて、ボーイを操作して苦手なステージの練習をすることができます(ステージの進行状況は練習モードとは別扱いになっています)。

苦手なステージでは何度もミスをしてしまう可能性があるようなゲーム内容なので、ノーマルをプレイして難しく感じる場合は、先に練習モードをクリアしてから遊ぶようにするのがいいかもしれません。

ハード(ワンコイン)

ステージ1-1から通しでプレイする難易度になっていて、ゲームオーバーになったときのコンティニューは存在しませんが、開始時の残機は11機あります。

各ステージでは慎重に進んだほうがミスを減らせますが、足場の中には乗っているとそのまま落とし穴に落ちてしまうものがあり、ステージによっては次の食べ物までの間隔が長いことがあるので、そのような場所はあらかじめ内容を覚えておいて急いで進む必要があります。

また、タマゴを壊すと出現することがあるスケボーに乗ると、移動時にすぐスピードをつけることができて一度だけダメージを無効化してくれますが、後ろに下がることができなくなってしまうので、無視したほうがクリアを目指しやすいです。

慎重に進めるとクリアするまでに1時間近くかかる内容なので、プレイするのは他の難易度で各ステージのミスしやすい部分を練習してからのほうがいいと思います。

どの難易度でプレイした場合でも、取っていない人形があってもステージ7-4をクリアするとステージ8-1に行くことができたので、アーケード版と違いステージ8に進むための特殊な条件はなくなっていると思います。

ゲームをクリアしたときのエンディング内容や表示されるイラストは難易度ごとに異なるので、全種類見たい場合は3つの難易度を全てクリアする必要があります。

まとめ

アーケード版のリメイク作品のような内容ですが、ステージ選択機能や強力なチャージ攻撃が追加されているので、かなりクリアを目指しやすくなっているように感じました。

ステージの内容を把握していないとミスしやすい場面が多くあるので、覚えるまではゲームが難しく感じるかもしれませんが、常に無敵状態の練習モードで各ステージの確認ができるようになっています。

限られた残機でゲームを通しでクリアすることになる難易度ハードは、他の難易度であらかじめ練習しておかないとクリアするのが難しいと思います。