【ASTRAL CHAIN】プレイ感想

Nintendo Switchソフト「ASTRAL CHAIN(アストラルチェイン)」をプレイしたので、紹介と感想です。

この作品は、プレイヤーキャラと生体兵器「レギオン」で共闘をする「デュアルアクション」が特徴的なアクションゲームになっています。

ゲーム中には事件の捜査やアイテム探しのためにマップの探索を行うこともあるので、敵との戦闘以外にも様々な要素を楽しむことができます。

ゲームの難易度選択だけでなく、オート操作やサポート機能などの効果があるモードを使用することもできるので、プレイヤーごとに遊び方を調整しやすいような内容にもなっています。

戦闘システム

戦闘時はプレイヤーキャラだけでも3種類のモードに切り替え可能な武器による攻撃を行えますが、レギオンを呼び出すことによって2体のキャラで敵と戦うことができるシステムになっています。

レギオンを呼び出しているときはプレイヤーキャラとレギオンが同時に存在する状態になりますが、レギオンは近くにいる敵を自動で攻撃するようになっていて、実際の操作はプレイヤーキャラ側のものだけで行うことができるため、見た目よりも複雑さを感じずにプレイすることができます。

また、攻撃と回避はそれぞれ1つのボタンのみで出すことができ、ストックできる回復アイテムや攻撃アイテムも存在するので、そこまでシビアな操作をしなくても遊べるような内容に感じました。

レギオンの移動は手動でコントロールすることもでき、プレイヤーキャラとレギオンを繋ぐ鎖を利用することで敵の動きを封じることや、敵の体当たりに対してトラップを仕掛けるような特殊なアクションを行うことができます。

その他にもタイミングよくジャスト入力を成功させることで発動するアクションなども存在するので、ゲームに慣れてくると攻撃ボタンの連打だけではなく、いろいろなアクションを試して戦闘を進めることができると思います。

ゲーム序盤に呼び出すことができるレギオンは1種類のみですが、ゲームを進めることで異なる特徴を持った新たな種類が増えていくので、状況に合わせてレギオンを使い分けることができるようになります。

また、各レギオンは新たなスキルなどを覚えさせることで性能の強化ができ、ゲーム中に入手したアビリティコードをセットしてプレイヤーキャラとレギオンのステータスを変化させることもできるようになっています。

レギオンの強化やアビリティコードのセットをすると入手時と比べて行えることやステータスがかなり違ったものになり、クリア後には本編のものよりも難しい戦闘を多数プレイできるので、ゲームを1度クリアした後も敵との戦闘を楽しみやすいと思います。

戦闘以外の要素

ゲームのストーリーはファイル(章のようなもの)をクリアしていくことで進行するようになっていて、各ファイルでは戦闘以外にも事件の捜査や、アイテムなどを見つけるための探索をすることができます。

捜査をするときは目的地に向かうだけでなく、聞き込みによる情報収集や「ブルーケース」「レッドケース」という短い時間でクリアできる事案を解決することで行うようになっていますが、「アイリス」という機能を使用することで、目的地や事案の発生場所とそこまでの距離を表示させることができるようになっています。

アイリス起動中は、アイテムの入っている箱やハシゴなどの調べることができるものがオレンジ色でわかりやすく表示されるようにもなっているので、ゲームプレイ中の移動や情報収集はしやすいように感じました。

また、マップ中の一部のアイテムは、見つけにくい位置や特定のレギオンの能力を使用しなければ行くことができない場所に配置されているので、現在いるマップを探索してアイテムを探すという要素も楽しむことができます。

レギオンの能力を使うことになる場所では、アイリスを起動すると必要なレギオンの種類とアクションが画面に表示されるので、探索は快適に行うことができると思います。

初回プレイ時には対応するレギオンがいなくて行けない場所も存在しますが、クリアしたことのあるファイルは装備や持っているレギオンなどが最新の状態でプレイし直せるので、クリア済みのファイルでも解決していない事案やアイテム探しをすることができます。

その他にもゲーム中にはカメラでの撮影が行える「フォトモード」を起動することもでき、撮影した登場人物や敵などはゲーム内のデータベースに登録されるようになっているので、好きな場面を撮るだけではなく、できるだけデータベースを充実させることも戦闘以外のやり込み要素として遊ぶことができると思います。

プレイスタイルの選択と守護モード

ゲーム中には、プレイスタイル(ゲーム難易度)の選択や、選んでいるプレイスタイルによってはオート操作やサポート機能などの様々な効果が受けられる「守護モード」の使用ができるようになっています。

プレイスタイルには「守護」「有利」「拮抗」の3種類と、クリア済みのファイルで選択できる「極限」があり、それぞれ戦闘の難しさやプレイヤーキャラのライフがなくなったときの復活回数、守護モードが使用できるかどうかが異なります。

プレイスタイルは1度決定した後も変更可能となっているので、選んだものが難しく感じる場合は難易度を変えることでゲームのプレイがしやすくなると思います。

また、拮抗と極限ではレッドケースやファイルのクリア時にリザルト評価が表示されるようになっているので、ゲームの操作に慣れた後に高い評価を狙うという楽しみ方もできるようになっています。

守護モードはプレイスタイルで守護か有利を選んでいるときのみ使用でき、オート攻撃やオート回避、ライフの自動回復などの効果が受けられるので、アクションゲームに慣れていなくてもスムーズにプレイしている感覚を味わいやすいようなものになっています。

守護モードで発動する効果は全部で15種類あり、項目ごとにオンオフを設定できるようになっているので、内容を好みのセッティングに調整することができます。

また、守護モードが使用可能なプレイスタイルでは守護モード自体のオンオフも切り替えられるので、使用するかどうかや項目ごとの設定の組み合わせを変えることでプレイヤーに合った遊び方がしやすいと思います。

まとめ

戦闘時はレギオンと一緒に戦うというシステムになっていますが、レギオンは自動で攻撃をしてくれるため、そこまで複雑な操作をせずにプレイすることができます。

レギオンを強化することや、攻撃連打では出せないアクションを活用すると戦闘中に行えることが増やせるので、ゲームに慣れてくるといろいろな遊び方ができるような内容に感じました。

ゲーム内には戦闘以外にもマップの探索やフォトモードのような要素があるので、1度クリアしたファイルを再プレイしてアイテム入手やデータベース登録などをやり込み要素として遊ぶこともできるようになっています。

プレイスタイル選択と項目のセッティングができる守護モードが用意されているので、アクションゲームを普段あまり遊ばない場合でも、プレイしやすい難易度や設定を選ぶことで敵との戦闘を楽しみやすいような内容だと思います。