【ロックマン11 運命の歯車!!】プレイ感想

PS4ソフト「ロックマン11 運命の歯車!!」をプレイしたので、紹介と感想です。

「ロックマン11」はシリーズのナンバリング作品としては約8年半ぶりの新作となり、ロックマン9と10ではグラフィックがファミコン風のものとなっていましたが、今作ではグラフィックが新規のものになっています。

これまではシリーズを通して難易度が高めでしたが、使用することでステージの攻略がしやすくなる新システム「ダブルギアシステム」や、残機が無制限で落とし穴に落ちてもミスにならないなどのフォローが受けられる難易度「NEWCOMER」が用意されているので、これまでのシリーズ作品よりもクリアを目指しやすくなっています。

基本アクションについて

ロックマン9と10では初期のシリーズ作品に寄せたためかスライディングとチャージショットの使用ができませんでしたが、今作ではスライディングとチャージショットがどちらも復活しています。

スライディングとチャージショットの復活に加えて、新システム「ダブルギアシステム」も使用できるので攻撃手段や移動に不便さは感じにくいと思います。

また、今作ではラッシュコイルがどの特殊武器を選択していても△ボタンでいつでも使用できるように変更されています(入手後はラッシュジェットも○ボタンでいつでも使用できます)。
細かい点ですが、これまでの作品よりもプレイしやすくなっていると思います。

キャラクターボイスについて

今作にはナンバリング作品としてはロックマン8以来となるキャラクターボイスがあり、イベント時はフルボイスになっています。

ステージプレイ中もロックマンとボスキャラにはボイスがついていて、今作のロックマンの声は声優の福原綾香さんが担当しています。

新システム「ダブルギアシステム」について

ロックマン11で初登場となるシステムとして「ダブルギアシステム」があり、「スピードギア」と「パワーギア」という性能の異なる2種類のギアを使用することができます。

ギアは任意のタイミングで発動とキャンセルができ、ギアには発動させたまま一定時間が経過するとオーバーヒートしてしまってしばらく再使用できなくなるという弱点がありますが、特殊武器と違いオーバーヒートにさえ気をつければステージ中に何度でも使用できます。

スピードギア

スピードギアは使用すると周囲の時間が遅くなるので、攻撃と移動のどちらにも活用しやすいものになっています。

ステージ中にはスピードギアを使えば突破しやすくなるような場面が用意されているので、積極的に使用することでステージのクリアがしやすくなると思います。

ステージの最後に待ち受けるボス戦でも、攻撃の予備動作を落ち着いて確認したいときや、攻撃に対する安全地帯への移動時に活躍させることができます。

ダブルギア

ダブルギアは使用中のチャージショットと特殊武器が強化されるという内容になっています。

スピードギアのほうが活躍の機会が多めですが、ゲーム中には耐久力が高い敵が用意されている場合があるので、慣れてきたらそのような敵に対して強化したチャージショットを使用していくことで効率よくゲームを進めることができると思います。

また、パワーギア発動中の特殊武器はかなり強化されるので、武器エネルギーの残量に気をつけて使えば強力な攻撃手段になります。

他にも、ロックマンのライフが残りわずかになったときに2種類のギアの効果を同時に発動できる「起死回生のダブルギア」というものがありますが、通常のギアと違い途中でキャンセルすることができないのに加えて、効果が終了するとロックマンが一定時間弱体化してしまうというデメリットがあります。
発動できる条件もライフが残りわずかというものなので、出番は少ないかもしれません。

「スピードギア」と「パワーギア」はどちらも活用することでステージを進めやすくなるものなので、初めてシリーズ作品をプレイするという場合でも積極的にダブルギアシステムを使うことでゲームのクリアがしやすくなると思います。

難易度選択と「ライト博士の研究所」について

ゲーム開始時には難易度選択をすることができ、「NEWCOMER」、「ADVANCED」、「ORIGINAL SPEC.」、「EXPERT」の4つから選択することができます。

これまでのシリーズ作品は残機制となっていましたが、「NEWCOMER」を選択すれば残機が無制限となり、苦手な箇所やボス戦でミスをしてしまってもチェックポイントから何度でもやり直すことができます。

「NEWCOMER」では他にも、落とし穴に落ちてしまってもビートに救出してもらえる、即死のトゲに当たってもミスにならない、などのフォローが受けられるようになっているので、シリーズをプレイしたことがない場合や、アクションをあまりプレイしないという場合でもゲームを楽しめるようになっていると思います。

その他の難易度ではこれまでのシリーズ作品と同じく残機の制限があり、難易度が高くなるごとに開始時の残機数が少なくなっていくなどの変更点があります。

「ライト博士の研究所」ではステージ中に拾えるネジを消費してE缶などの回復アイテムの入手や、バスターのオートチャージ、チャージショットの反動軽減などの効果を持つパーツを作成してロックマンに装備することができるので、ゲームに詰まったと感じた場合でもネジを稼いでアイテムやパーツを入手することで攻略がしやすくなると思います。

まとめ

ナンバリング作品としては約8年半ぶりの新作となる「ロックマン11」はジャンルはこれまでと変わらずオーソドックスなステージクリア型のアクションゲームですが、8以来となるキャラクターボイスがあり、グラフィックも一新されているので、シリーズのファンでも新鮮な気持ちでプレイできるかもしれません。

スライディングとチャージショットが復活していて、新システムである「ダブルギアシステム」も積極的に使用することでステージを進めやすくなるので、ゲームのプレイはしやすい内容だと思います。

これまでのシリーズ作品は難易度が高めでしたが、今作では難易度「NEWCOMER」が用意されているので、これまでにシリーズをプレイしたことがない場合や、アクションをあまりプレイしないという場合でもトライアンドエラーを繰り返してステージを攻略していく楽しさが味わいやすくなっていると思います。