【レイトン教授と不思議な町 EXHD for スマートフォン】追加要素について

スマートフォン・タブレット向けに配信されている「レイトン教授と不思議な町 EXHD for スマートフォン」の追加要素についてです。

「レイトン教授と不思議な町」は2007年にニンテンドーDS向けに発売されたゲームで、出題される様々なナゾを楽しむ作品となりますが、今回の「EXHD for スマートフォン」にはいくつかの追加要素が存在します。

ゲーム画面のHD化

追加要素ではなくパワーアップした点となりますが、今回の「EXHD for スマートフォン」ではゲーム画面や、当時のニンテンドーDS版でもクオリティの高かったゲーム中に流れるアニメーションのHD化がされています。

グラフィックやアニメーションが鮮やかになったものを身近なスマートフォンやタブレットで遊ぶことができ、いくつかの追加要素も存在するので、久しぶりにプレイするという人でも楽しめる内容になっていると思います。

新規アニメーションの追加

大きな追加要素となりますが、今作にはニンテンドーDS版に収録されていなかった新規アニメーションが流れる場面があります。

レイトン教授とルークの声優はニンテンドーDS版と同じく大泉洋さん、堀北真希さんとなっています。

ナゾトキチャームの追加

ゲーム中に入手できるアイテムとしてニンテンドーDS版には存在しなかった「ナゾトキチャーム」が追加されています。

ナゾトキチャームは、ゲーム中にヒントを見るために必要な「ひらめきコイン」と同じく背景の特定の場所をタップすると入手することができます。

一つ見つけるごとに「ナゾトキポイント」を獲得できるようになっていて、ナゾトキポイントは「ひみつのモード」内にあるシークレットファイルの一部の項目を解放する条件になっています。

シークレットファイルの項目はナゾトキポイント以外にも、ゲーム中にナゾを解くことで獲得できるピカラットが解放条件になっているものもありますが、今作ではどちらも条件を満たせばゲームクリア前でも項目が解放されるようになっています。
ストーリーのネタバレとなるものも含まれているので、今回初めてプレイするという場合はクリアするまでシークレットファイルを選択しないほうがいいかもしれません。

中断データについて

今作ではゲーム中にマップの移動や人との会話などの行動をするたびに中断データが作成されるようになっています。

頻繁に中断データの作成がされるので、アプリが落ちてしまった場合や間違えて終了してしまったということがあってもすぐに終了した直前からやり直すことができるようになっています。

最後の手動セーブよりも後に作成された中断データがある場合は、データロード時に中断データと手動セーブのどちらから再開するか選択できるようになっています。

まとめ

今回の「EXHD for スマートフォン」ではグラフィックやアニメーションのHD化だけではなく、新規アニメーションやナゾトキチャームといったニンテンドーDS版には存在しなかった要素が追加されているので、「レイトン教授」シリーズのファンで久しぶりにシリーズ一作目となる「不思議な町」を遊んでみたいという人なら楽しめる内容になっていると思います。

定番といえるようなパズル、発想の転換が必要なもの、問題文をよく読まないと間違えてしまうような問題など様々な種類のナゾを楽しめるゲームなので、シリーズをプレイしたことがなく、買い切りタイプで手軽に楽しめるスマートフォン・タブレット向けのゲームを探している人にも向いていると思います(スマホ・タブレット用のペンがあると便利です)。

「レイトン教授と不思議な町」の完全版のような内容になっているので、カトリーエイルが活躍するシリーズ最新作「レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀」やアニメ「レイトン ミステリー探偵社 ~カトリーのナゾトキファイル~」からレイトン教授が主人公となっている作品に興味を持った人にはシリーズ一作目をプレイするちょうどいい機会になっていると思います。