【ダークサイダーズ Warmastered Edition】プレイ感想

国内ではDL専用タイトルとなっているPS4ソフト「ダークサイダーズ Warmastered Edition」をプレイしたので、紹介と感想です。

この作品は2010年に発売されたアクションゲーム「ダークサイダーズ」のリマスター版となっています。今回のPS4版ではネイティブ1080pに対応、フレームレート60FPSなど現行機向けの仕様になっています。ゲーム内容の変更・追加はありません。

ストーリー

ゲームは主人公である黙示録の四騎士の一人、ウォーが掟を破り、天界と魔界の間に戦争を起こしたという無実の罪をきせられ、力を奪われるところからスタートします。

荒廃した世界に降り立ち、ウォーを陥れた相手を見つけ出して無実を証明するのが目的です。

このゲームの世界観は「ヨハネの黙示録」を題材にしているようですが、一本道で内容も難しい話ではないのでストーリーは理解できるようになっています。

キャラクター

主人公であるウォーとその監視役「ウォッチャー」以外にも、ゲームを進めていくと天使や悪魔に属する様々なキャラクターがストーリーに関わってきます。

ウォッチャーはナビゲーション役にもなっていて、その時点での大まかな目的を聞くこともできます。

戦闘について

このゲームの戦闘はメインウェポンとサブウェポンによる武器攻撃、敵の攻撃には回避とガードを使い分けるというシンプルなものになっています。
他にもゲージを消費して攻撃・補助に使える「ラス能力」を使用することができます。

初期のメインウェポンは剣のみですが、ゲームを進めるとサイスとガントレットも使えるようになります。

ショップで購入することにより、ボタンの組み合わせで発動する様々な攻撃を繰り出せるようになっていきますが、「デビルメイクライ」シリーズのようにコンボをたくさん繋ぐことはできません。

ゲームスピードはあまり速くなく、回避とガードをする必要はあるものの、攻撃は□ボタンの剣攻撃とラス能力の発動だけでもクリアできると思うので、戦闘よりも次に書くダンジョンの謎解きのほうがゲームの要素としては大きいと思います。

注意しなければならないのは、このゲームは敵から受けるダメージが他のゲームに比べると大きめになっているという点です。

イージーモードでプレイしても結構なダメージを受けるので、特殊な倒し方が必要なボス戦などは体力的に苦しい場合があるかもしれません。

体力ゲージの上限は「ライフストーン」というアイテムを集めることで増やすことができ、このゲームでは回復アイテムを購入して所持することができるので、ラス能力を活用したり、アイテムを使用しながら挑戦すればゲームのクリアはできるようになっていると思います。

ダンジョンについて

このゲームのマップは仕掛けのほとんどないエリアと、仕掛けが満載のダンジョンとに分けられます。

どのダンジョンもかなり広く、ゲームを進めて手に入る武器や能力を活用してパズルや仕掛けを解いていくようになっています。
謎解きをしながらダンジョンを進んでいく感じは「ゼルダの伝説」シリーズにかなり近く、ダンジョン攻略に使用していく能力にも元にしたと思われる作品そのままなものがあります。その部分が気にならなければダンジョン攻略自体はやり応えがあって面白いと思います。

パズル要素は持っている武器や能力、設置してあるオブジェクトを利用して解く必要があるので、場所によっては難しいです。
特に後半のダンジョンには複雑な構造をしているものがあるのでパズル的な難易度は高めだと思います。

レバーの操作やオブジェクト移動だけでなく、能力も駆使して進んでいきます。

また、ダンジョンの最後に待つボスにダメージを与えるには特定の手順を踏む必要があります。ダンジョンの仕掛けと同じように手に入れたばかりの武器や能力を利用するものがほとんどなので、一部のボスは倒し方がわかるまで苦労するかもしれません。

まとめ

受けるダメージが大きいことには注意する必要がありますが、このゲームでは戦闘に複雑な操作を要求されないので、「ゼルダの伝説」シリーズのようなダンジョンの謎解きを楽しむタイプのアクションゲームが好きな人におすすめな内容だと思います。

オリジナル版からゲーム内容に変更はないので、仕掛けなどに詰まった場合にはオリジナル版の攻略情報がそのまま使えます。

何年も前のゲームのリマスター版なので、価格は安めになっています。
世界観やキャラクターは独特で気に入る人もいると思うので、興味がある場合は日本語公式トレーラーなどをチェックしてみるのがいいと思います。